アマンド創業80周年
Top Interview
トップインタビュー
「甘いものでお客様を幸せにする」という
いつまでも変わらない思い
2026年8月、当社は創業80周年を迎えます。
戦後の復興から高度経済成長期。昭和から平成、令和と続く流れの中で
私たちは常に「甘いものでお客様を幸せにする」という使命を掲げてまいりました。
ご挨拶
代表取締役社長 勝俣 勉
プロフィール
1961年生まれ。カフェ関連企業での勤務を経て、2020年より現職。
人々の心を明るく照らす存在として
「甘いものでお客様を幸せにする」。そんな創業理念を掲げ、アマンドは戦後間もない1946年に誕生しました。甘いものは簡単に手に入らない、食べるものにすら事欠く時代です。そんな時だからこそ、「甘いもの」がどれほど人々の心を明るく照らしたでしょう。
残念ながら、当時の詳しい資料は残っていません。「喫茶と甘味の店として、東京・新橋で誕生した」と伝えられていますが、戦後の混乱期ということもあり、どんなお店だったかは分かっていないのです。
アマンドといえば、「ピンクを基調にした店舗」が浮かぶと思います。
「アマンドピンク」とも呼ばれる特徴的な色ですが、ピンク色を採用したのは1949年にオープンした有楽町店からです。
当時、喫茶店のメインターゲットは男性。そんななかでピンク色を基調にした明るいお店は、女性を含めた流行の先端を行く人々を中心に大いに評判となりました。
おいしさと心地よさを追求し続けて
アマンドの歴史を語るうえで外せない商品が「リングシュー」です。「口を汚さないようにフォークとナイフで召し上がってほしい」という思いから生まれた、女性のためのリング状のシュークリームは、アマンドを象徴する商品といっても過言ではありません。
時代に合わせて少しずつシュー皮やクリームの味わいも改良を重ねており、今は柔らかめのシュー皮が特徴の「リングシュー」と、サクサク食感が楽しめる「六本木リングシュー」をご用意しています。
日本の飲食店で当たり前に行われているおしぼりのサービスは、アマンドが先駆けです。
想像になってしまいますが、リングシューと同様におしぼりのサービスも女性向けに考案されたものだったのではないでしょうか。
ピンク色を基調とした明るい店内や食べやすいリングシュー、おしぼりなど、女性への細やかな配慮が感じられますし、こういったお客様への心遣いから、華やかでありながらも温かなお店の雰囲気を作ろうとした先人達の思いが垣間見えます。
六本木の交差点には 今も変わらずにアマンドが
六本木のランドマークとなっている六本木店がオープンしたのは1964年。高度経済成長期から平成・令和に至るまで、多くの方に「六本木といえばアマンド」と認識いただいております。
きらびやかな店舗は六本木の街のなかでもひときわ目立つ存在。1980年代には24時間営業をしていたこともあり、夜の街を楽しむ人が待ち合わせに利用したり、終電を逃した人が始発まで滞在するなどしていました。お店の前には店内に入れなかった人が順番待ちをし、人だかりができている。そんな賑やかな光景がありました。
しかし、今では六本木の街の在り方も変化しているように見受けられます。
商業施設やタワーマンションが次々と建設され、かつての「夜の街」のような雰囲気は変わりつつあります。美術展やコンサートなど文化的なイベントが開催される機会も増え、六本木を訪れる人々の様子も変わりました。
そんななかでも、変わらずに六本木の交差点にはアマンドがあります。
昔からの常連のお客様もいれば、「いつか入ってみたかった」というお客様もいらっしゃいます。
SNSで当店を知ったという、若いお客様も増えました。さまざまな世代の方に、アマンドは愛されています。
100周年に向け「懐かしさ」と「新しいもの」を掛け合わせていく
80周年を迎えるアマンドですが、これからも決して変わらないものがあります。
それは、「甘いものでお客様を幸せにしたい」という思い。
甘いものを口にしたときの喜びを、多くの人にお届けしたいという思いです。
甘いお菓子の歴史は古く、何千年も前から存在すると言われています。多くの工夫が重ねられ、色々な食材や食べ方が考案されてきましたので、この先、「まったく新しいお菓子」が生まれることは難しいでしょう。
新しい味が生まれるとしたら、それは掛け合わせの面白さから。「この素材と素材を組み合わせたら、新しい味わいになった」「面白い食感が生まれた」、そんな掛け算による喜びが、これからの甘味に求められる気がしています。
アマンドは、「懐かしくも新しい」と評されるお店です。アマンドの持つ「懐かしさ」を新しいものと掛け合わせることで、もっともっとお客様をわくわくさせたい。幸せにしたい。
100周年に向けて、これからもその思いを大切にしていきます。
